「ニホンヤモリとタワヤモリの見分け方」の版間の差分
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==解説== | ==解説== | ||
*[[ニホンヤモリ]]と[[タワヤモリ]]は外見上よく似ているが,いくつか識別点がある. | *[[ニホンヤモリ]]と[[タワヤモリ]]は外見上よく似ているが,いくつか識別点がある. | ||
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ファイル:20160112タワヤモリとニホンヤモリの比較_大川撮影_IMGP0133.JPG|200px|thumb|right|ニホンヤモリ(上)とタワヤモリ(下)の比較.タワヤモリの方がやや体色が濃い.ニホンヤモリの尾にはW字型の模様が出ることが多い.(撮影: 大川博志, Jan. 20, 2015) | ファイル:20160112タワヤモリとニホンヤモリの比較_大川撮影_IMGP0133.JPG|200px|thumb|right|ニホンヤモリ(上)とタワヤモリ(下)の比較.タワヤモリの方がやや体色が濃い.ニホンヤモリの尾にはW字型の模様が出ることが多い.(撮影: 大川博志, Jan. 20, 2015) | ||
ファイル:タワヤモリとニホンヤモリの比較(尾)_池田作成_1501_6473.JPG|200px|thumb|right|タワヤモリとニホンヤモリの比較(尾).タワヤモリは体色が濃く,尾の斑紋が顕著(写真左).ニホンヤモリの尾にはW字型の模様が出ることが多い(写真右).(撮影: 池田誠慈, タワヤモリはDec. 18, 2015. ニホンヤモリはJun. 15, 2015) | ファイル:タワヤモリとニホンヤモリの比較(尾)_池田作成_1501_6473.JPG|200px|thumb|right|タワヤモリとニホンヤモリの比較(尾).タワヤモリは体色が濃く,尾の斑紋が顕著(写真左).ニホンヤモリの尾にはW字型の模様が出ることが多い(写真右).(撮影: 池田誠慈, タワヤモリはDec. 18, 2015. ニホンヤモリはJun. 15, 2015) | ||
ファイル:タワヤモリとニホンヤモリの比較(胴背面)_池田作成_1503_6454.JPG|200px|thumb|right|タワヤモリとニホンヤモリの比較(胴背面).タワヤモリが均一な鱗のみが並ぶのに対し(写真左),ニホンヤモリは大型の顆粒状鱗(かりゅうじょうりん)が交じる.クリックして拡大画像.(撮影: 池田誠慈, タワヤモリはDec. 18, 2015. ニホンヤモリはJun. 15, 2015) | ファイル:タワヤモリとニホンヤモリの比較(胴背面)_池田作成_1503_6454.JPG|200px|thumb|right|タワヤモリとニホンヤモリの比較(胴背面).タワヤモリが均一な鱗のみが並ぶのに対し(写真左),ニホンヤモリは大型の顆粒状鱗(かりゅうじょうりん)が交じる.クリックして拡大画像.(撮影: 池田誠慈, タワヤモリはDec. 18, 2015. ニホンヤモリはJun. 15, 2015) | ||
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+ | *[[ニホンヤモリ]]は尾の付け根の両側に側肛疣(そっこうゆう)という,いぼ状構造の大型鱗を2~4対もつ.オスのものはメスより大きい.[[タワヤモリ]]の側肛疣は1対のみ.やはりオスのものはメスより大きい. | ||
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+ | ファイル:ニホンヤモリ雌雄の比較(背面)池田作成IMG_1501_1925.JPG|200px|thumb|right|ニホンヤモリの雌雄の比較(背面).オス(写真左)は尾の付け根が大きく膨らみ,側肛疣(そっこうゆう)が大きく発達する.メス(写真右)は膨らみがなく側肛疣が発達しない.ニホンヤモリの尾にはW字型の模様がある.(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, オスはJun. 15,2015. メスはJun. 28, 2015) | ||
+ | ファイル:ニホンヤモリ雌雄の比較(側面)池田作成IMG_1502_1921.JPG|200px|thumb|right|ニホンヤモリの雌雄の比較(側面).オス(写真上)は尾の付け根が大きく膨らみ,側肛疣(そっこうゆう)が大きく発達する.メス(写真下)は膨らみがなく側肛疣が発達しない.(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, オスはJun. 15,2015. メスはJun. 28, 2015) | ||
+ | ファイル:タワヤモリ雌雄の比較(背面)池田作成IMG_6449_6454.JPG|200px|thumb|right|タワヤモリの雌雄の比較(背中).オス(写真左)は尾の付け根が大きく膨らみ,側肛疣が発達する.メス(写真右)は膨らみがなく側肛疣はオスほど発達しない.雌雄ともに側肛疣は1対(写真ではメスの右側の側肛疣は右後肢に隠れている).尾にはW字形の模様は出ない.(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Dec. 18, 2015) | ||
+ | ファイル:タワヤモリ雌雄の比較(側面)池田作成IMG_6448_6456.JPG|200px|thumb|right|タワヤモリの雌雄の比較(側面).オス(写真上)は尾の付け根が大きく膨らみ,側肛疣(そっこうゆう)(白矢印)が大きく発達する.メス(写真下)は膨らみがなく側肛疣(白矢印)が発達しない.雌雄ともに側肛疣は1対.(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Dec. 18, 2015) | ||
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==見分け方に関連するページ== | ==見分け方に関連するページ== | ||
− | {{テンプレート: | + | ===両生類=== |
+ | {{テンプレート:カエルの見分け方}} | ||
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+ | ===爬虫類=== | ||
+ | {{テンプレート:爬虫類の見分け方}} | ||
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+ | ===鳥類=== | ||
+ | [[ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方|ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方]] | ||
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+ | ==[[県央に自然史博物館がやってくる]]== | ||
+ | [[ファイル:14-kikakuten-omote-dai.jpg|300px|link=https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~humuseum/img/event-poster/14-kikakuten-omote-dai.jpg]] | ||
+ | *夏休みに広島大学総合博物館の企画展が開催されます. | ||
+ | *詳しくはこちら→[[第14回企画展 「県央に自然史博物館がやってくる!?」]] | ||
==参考文献== | ==参考文献== | ||
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2022年7月21日 (木) 11:13時点における版
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ニホンヤモリとタワヤモリの見分け方
解説
見分け方に関連するページ
両生類
爬虫類
鳥類
県央に自然史博物館がやってくる
- 夏休みに広島大学総合博物館の企画展が開催されます.
- 詳しくはこちら→第14回企画展 「県央に自然史博物館がやってくる!?」
参考文献
- 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島.
更新履歴
- 2021.05.28 ページ作成.
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