ネズミモチとトウネズミモチの見分け方
ネズミモチとトウネズミモチはともにモクセイ科イボタノキ属の木本だが,次の特徴から見分けることができる.
- トウネズミモチはネズミモチより葉と花が大形である.
- トウネズミモチは葉質が薄く,葉を光にかざしたり,裏側から見るとはっきり側脈が透けて見える.ネズミモチは側脈がほとんど見えない.
- どちらも黒紫色の実をつけるが,ネズミモチは楕円形でトウネズミモチはほぼ球形である.
ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)の葉の比較(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 9, 2016)
ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)の葉の比較.トウネズミモチは葉を透かすと側脈が目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 9, 2016)
ネズミモチLigustrum japonicum Thunb. 広島県東広島市鏡山 Hiroshima University, Higashi-hiroshima, Hiroshima, Japan(撮影: 坪田博美.March 23, 2016)
ネズミモチ(花)(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 内田慎治, Jun. 10, 2014)
ネズミモチ.和名は果実がネズミの糞に似ていることと,葉がモチノキに似ていることに由来する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 13, 2018)