「ノビタキ 宮島」の版間の差分

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> ノビタキ(亜種) ''Saxicola torquatus stejnegeri''
 
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== 解説 ==
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==解説==
* 全長130mmと小さな野鳥で,オスは頭部から背と翼が黒色で翼には白斑があり,胸は赤褐色をしている.メスは全体が褐色で地味な色をしている.
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*全長130mmと小さな野鳥で,オスは頭部から背と翼が黒色で翼には白斑があり,胸は赤褐色をしている.メスは全体が褐色で地味な色をしている.
* 日本では関東以北の草原で繁殖していて,北海道では特に多く見られる.
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*日本では関東以北の草原で繁殖していて,北海道では特に多く見られる.
* その他の地域では,春秋の渡り期に旅鳥として通過していくのが見られる.
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*その他の地域では,春秋の渡り期に旅鳥として通過していくのが見られる.
* 宮島にも毎年春は4月中旬頃と秋の9月下旬から10月にかけて包ヶ浦・大砂利・多々良などの開けた畑地で見られる.
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*宮島にも毎年春は4月中旬頃と秋の9月下旬から10月にかけて包ヶ浦・大砂利・多々良などの開けた畑地で見られる.
* 数は多く見られないが,5~6羽の少群で採餌していることがある.
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*数は多く見られないが,5~6羽の少群で採餌していることがある.
* 1984年は広島の県北で,日本野鳥の会会員によって繁殖が確認されていて,広島県が繁殖地の南限として一躍脚光を浴びてきている.
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*1984年は広島の県北で,日本野鳥の会会員によって繁殖が確認されていて,広島県が繁殖地の南限として一躍脚光を浴びてきている.
* 宮島では春と秋に通過するのが見られる.4月中旬夏羽に衣替えしたオスを見れるのはこの時期だけで,秋9月から10月中旬に見られるのは,冬羽の地味な個体.しかし秋の方が数は多い.
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*宮島では春と秋に通過するのが見られる.4月中旬夏羽に衣替えしたオスを見れるのはこの時期だけで,秋9月から10月中旬に見られるのは,冬羽の地味な個体.しかし秋の方が数は多い.
  
 
(資料提供: 熊谷美登(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登)
 
(資料提供: 熊谷美登(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登)
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(1985年5月の広報みやじまに掲載されたものを一部改編)
 
(1985年5月の広報みやじまに掲載されたものを一部改編)
  
== 分布・産地・天然記念物 ==
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==備考==
=== 分布 ===
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*[[宮島の野鳥]]
=== 産地 ===
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*[[ノビタキ|広島県のノビタキの解説ページ]]
=== 天然記念物 ===
 
  
== 慣用名・英名・広島県方言 ==
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==参考文献==
=== 慣用名 ===
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*宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
=== 英名 ===
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*日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
=== 広島県方言 ===
 
  
== 備考 ==
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==更新履歴==
* [[宮島の野鳥]]
 
 
 
== 参考文献 ==
 
* 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
 
* 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
 
 
 
== 更新履歴 ==
 
  
 
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2017年1月17日 (火) 00:18時点における最新版

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ノビタキ(廿日市市宮島町; 撮影: 熊谷美登)

ノビタキ Saxicola torquatus stejnegeri

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > スズメ目 Passeriformes > ヒタキ科 Muscicapidae > ノビタキ属 Saxicola > ノビタキ(種) Saxicola torquatus > ノビタキ(亜種) Saxicola torquatus stejnegeri

解説

  • 全長130mmと小さな野鳥で,オスは頭部から背と翼が黒色で翼には白斑があり,胸は赤褐色をしている.メスは全体が褐色で地味な色をしている.
  • 日本では関東以北の草原で繁殖していて,北海道では特に多く見られる.
  • その他の地域では,春秋の渡り期に旅鳥として通過していくのが見られる.
  • 宮島にも毎年春は4月中旬頃と秋の9月下旬から10月にかけて包ヶ浦・大砂利・多々良などの開けた畑地で見られる.
  • 数は多く見られないが,5~6羽の少群で採餌していることがある.
  • 1984年は広島の県北で,日本野鳥の会会員によって繁殖が確認されていて,広島県が繁殖地の南限として一躍脚光を浴びてきている.
  • 宮島では春と秋に通過するのが見られる.4月中旬夏羽に衣替えしたオスを見れるのはこの時期だけで,秋9月から10月中旬に見られるのは,冬羽の地味な個体.しかし秋の方が数は多い.

(資料提供: 熊谷美登(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登)

(1985年5月の広報みやじまに掲載されたものを一部改編)

備考

参考文献

  • 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
  • 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.

更新履歴


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