「ヒガンマムシグサ」の版間の差分

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= ヒガンマムシグサ ''Arisaema'' ''undulatifolium'' Nakai =
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== 解説==
 
== 解説==
* 本種は,3月下旬から4月上旬にかけて,新葉の展開前に仏炎苞が現れて開花する.芹沢(1980)と関・吉野(1987)は広島県からヨシナガマムシグサ[A. undulatifolium var. yoshinagae (Nakai) Serizawa]を報告しているが,Ohashi and Murata (1980)は本種に含めている.関(1993)は花のない標本にもとづいて下帝釈峡からタカハシテンナンショウ[A. undulatifolium ssp. nanbae (Kitamura)Ohashi et J.Murata]を報告しているが,花期に再検討を要する.
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* 本種は,3月下旬から4月上旬にかけて,新葉の展開前に仏炎苞が現れて開花する.
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* 芹沢(1980)と関・吉野(1987)は広島県からヨシナガマムシグサ[A. undulatifolium var. yoshinagae (Nakai) Serizawa]を報告しているが,Ohashi and Murata (1980)は本種に含めている.
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* 関(1993)は花のない標本にもとづいて下帝釈峡からタカハシテンナンショウ[A. undulatifolium ssp. nanbae (Kitamura)Ohashi et J.Murata]を報告しているが,花期に再検討を要する.
  
 
=== 花期 ===
 
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* ナガバマムシグサ
 
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== 文献(出典)==
 
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# 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(編).  1997.  広島県植物誌.  Pp. 832.  中国新聞社, 広島.
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* 井波(1988),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
# 井波 1988
 
 
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2021年10月18日 (月) 15:35時点における最新版

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ヒガンマムシグサ(広島県山県郡安芸太田町; 撮影: 本郷圭祐, Oct. 17, 2021)
ヒガンマムシグサの実(広島県山県郡安芸太田町; 撮影: 本郷圭祐, Oct. 17, 2021)

ヒガンマムシグサ Arisaema undulatifolium Nakai

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > サトイモ科 Araceae > テンナンショウ属 Arisaema

解説

  • 本種は,3月下旬から4月上旬にかけて,新葉の展開前に仏炎苞が現れて開花する.
  • 芹沢(1980)と関・吉野(1987)は広島県からヨシナガマムシグサ[A. undulatifolium var. yoshinagae (Nakai) Serizawa]を報告しているが,Ohashi and Murata (1980)は本種に含めている.
  • 関(1993)は花のない標本にもとづいて下帝釈峡からタカハシテンナンショウ[A. undulatifolium ssp. nanbae (Kitamura)Ohashi et J.Murata]を報告しているが,花期に再検討を要する.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

産地

天然記念物

標本

  • 庄原市大黒目山(yy-10515),吉舎町憩の森(ts-860413)、滝山峡(ts-707;宝理信也採集),広島市魚切渓谷(ts-860321;和田千恵香採集)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ナガバマムシグサ

英名

広島県方言

備考

  • 広島県RDBカテゴリ: 準絶滅危惧(NT)
  • 環境庁コード: 73260

文献(出典)

  • 井波(1988),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

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