「ヒサカキ 宮島の植物と自然」の版間の差分
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2015年2月17日 (火) 15:49時点における版
分類
ツバキ科Theaceae,ヒサカキ属Eurya
解説
高さ2-7mになる常緑低木.雌雄異株であるが,伐採などで性転換する場合がある.葉は長さ2-7㎝,無毛で丸みのある鋸歯がある.日照条件やシカの採食によって植物体の大きさが変異する.宮島では花期は3月上旬-4月下旬.雌花では花柱の先端が3つに分かれ,痕跡的な雄しべが残る花もある.宮島ではヒノキバヤドリギがよく着いている.東北地方以南の本州から琉球まで広く分布し,朝鮮半島にも産する.広島県では島嶼部から内陸にかけて広く分布するが,中国山地では少ない.宮島では花弁が紅色のベニヒサカキも見られる.
「宮島の植物と自然」内のページ
「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.
- 29p.