「ミミズバイ 宮島の植物と自然」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
1行目: 1行目:
 +
<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[宮島の植物と自然]] > [[目次_宮島の植物と自然|目次]] > [[ハイノキの仲間_宮島の植物と自然|ハイノキの仲間]] > [[ミミズバイ_宮島の植物と自然|ミミズバイ]]
 +
 
= ミミズバイ ''Symplocos glauca'' (Thunb.) Koidz. =
 
= ミミズバイ ''Symplocos glauca'' (Thunb.) Koidz. =
  
13行目: 15行目:
 
== 文献(引用) ==
 
== 文献(引用) ==
 
* [[広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所_2009|広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所(編), 坪田博美・向井誠二.  2009.  宮島の植物と自然, 8版.  160 pp.  広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所, 廿日市.]]
 
* [[広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所_2009|広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所(編), 坪田博美・向井誠二.  2009.  宮島の植物と自然, 8版.  160 pp.  広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所, 廿日市.]]
 +
 +
----
 +
<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[宮島の植物と自然]] > [[目次_宮島の植物と自然|目次]] > [[ハイノキの仲間_宮島の植物と自然|ハイノキの仲間]] > [[ミミズバイ_宮島の植物と自然|ミミズバイ]]
  
 
[[Category:植物]]
 
[[Category:植物]]

2016年3月8日 (火) 13:27時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > ハイノキの仲間 > ミミズバイ

ミミズバイ Symplocos glauca (Thunb.) Koidz.

分類

ハイノキ科 Symplocaceae,ハイノキ属 Symplocos

解説

 高さ5-10 mになる常緑樹.全縁または先端に近い部分にわずかに鋸歯(きょし)がある.枝は太いが,折れやすい.花期は6月下旬-7 月下旬.花は白色で,多数の長い雄しべをもつ.開花から2年半後の11-12 月に果実が成熟し,黒紫色になる.幹にスミレモ類が着きやすく,オレンジ色になることがある.千葉県以西の本州から太平洋沿岸に沿って見られ,琉球,台湾を経てインドシナまで分布する.瀬戸内海では稀(まれ)で,広島県の宮島以外では島嶼部(とうしょぶ)の社叢(しゃそう)などにわずかに見られる.宮島では林内に一般的に見られるが,とくに谷沿いに多いが,海抜300 m以上では少ない.モミやツガと共に生育する姿は宮島以外ではほとんど見られない.宮島のミミズバイは分布の北限に近い貴重な存在.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 82-83 pp.

文献(引用)


広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > ハイノキの仲間 > ミミズバイ