「ヤブツバキ 宮島の植物と自然」の版間の差分

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「宮島の植物と自然」([[広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所_2009|広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009]])内で掲載されているページ.
 
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2017年1月20日 (金) 20:47時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > 宮島の代表的な植物 > ヤブツバキ

ヤブツバキ Camellia japonica L.

分類

ツバキ科 Theaceae,ツバキ属 Camellia

解説

高さ2-5(-10) mになる常緑の亜高木.葉は互生で鋸歯があり,長さ4-8 cm,無毛で光沢があり,クチクラ層が発達.花期は個体によってまちまちで,とくに宮島での花期は非常に長く,11 月上旬-翌年6月中旬.東アジアに分布し,本州の青森県を北限とし,四国,九州,琉球,台湾まで分布.

宮島を代表する植物の一つ.常緑広葉樹林を構成する植物で, 光沢のある葉が特徴的.和名は,葉の様子から付いた厚葉木か津葉木(光沢のある葉の木)が転じたもの.宮島では全島に自生.宮島では,リンゴツバキ(オオミツバキ)C. japonica var. macrocarpa Masam. のように果実が非常に大きくなる個体も存在.ヤブツバキは,非常に変化に富んでいて,枝振りや花びらの数,花の開き具合,果実の大きさや形,花期など個体によってさまざま.この性質から多くの園芸品種が存在.また,椿油をとるため種子を利用,材が堅いため器具や建材などにも利用.ツバキという呼び方は,園芸品種も含めた広い意味での呼称.本州の日本海側にはユキツバキC. japonica subsp. rusticana (Honda) Kitam.が分布.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 26-27 pp.

文献(引用)


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