「ヤマトシリアゲ 広島大学東広島キャンパス」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
(2人の利用者による、間の3版が非表示)
2行目: 2行目:
  
 
[[ファイル: 20180613ヤマトシリアゲ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_13894s.JPG|200px|thumb|right|餌の近くでメスを待つヤマトシリアゲ(成虫オス).この後メスが飛来し,繁殖行動に移る様子が確認できた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun.13, 2018)]]
 
[[ファイル: 20180613ヤマトシリアゲ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_13894s.JPG|200px|thumb|right|餌の近くでメスを待つヤマトシリアゲ(成虫オス).この後メスが飛来し,繁殖行動に移る様子が確認できた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun.13, 2018)]]
 +
[[ファイル: 20190523ヤマトシリアゲ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53611s.jpg|200px|thumb|right|ヤマトシリアゲの交尾.オス(左)は,メス(右)が餌を食べているのを見計らって交尾行動に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
 
[[ファイル: 20180516ヤマトシリアゲ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_9954s.JPG|200px|thumb|right|ヤマトシリアゲ(成虫メス).尾の先端はハサミ状ではない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May16, 2018)]]
 
[[ファイル: 20180516ヤマトシリアゲ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_9954s.JPG|200px|thumb|right|ヤマトシリアゲ(成虫メス).尾の先端はハサミ状ではない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May16, 2018)]]
 
[[ファイル:20180928ヤマトシリアゲ秋型成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21292s.JPG|200px|thumb|right|ガの死骸を食べようとするヤマトシリアゲ秋型のオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)]]
 
[[ファイル:20180928ヤマトシリアゲ秋型成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21292s.JPG|200px|thumb|right|ガの死骸を食べようとするヤマトシリアゲ秋型のオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)]]
 +
[[ファイル: 20200910ヤマトシリアゲ(ベッコウシリアゲ)成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_137664s.jpg|200px|thumb|right|ヤマトシリアゲ(ベッコウシリアゲ)の成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 10, 2020)]]
  
=ヤマトシリアゲ=
+
=ヤマトシリアゲ(広島大学東広島キャンパス)=
 
==和名==
 
==和名==
 
*[[ヤマトシリアゲ|ヤマトシリアゲ]]
 
*[[ヤマトシリアゲ|ヤマトシリアゲ]]
20行目: 22行目:
 
*成虫の口吻は細長く,突き出ている.
 
*成虫の口吻は細長く,突き出ている.
 
*オスの腹部の先端はハサミがあるが,メスにはない.
 
*オスの腹部の先端はハサミがあるが,メスにはない.
*オスは餌の近くでフェロモンを放ってメスを呼び寄せ,メスが餌を食べている間に交尾を狙うという習性をもつ.
+
*オスは餌の近くでフェロモンを放ってメスを呼び寄せ,メスが餌を食べている間に交尾を狙う.
 
*晩夏に発生する本種は少し小柄で,また体が赤褐色をしておりベッコウシリアゲという異名をもつ.
 
*晩夏に発生する本種は少し小柄で,また体が赤褐色をしておりベッコウシリアゲという異名をもつ.
 
*東広島キャンパスでの個体数は多い.
 
*東広島キャンパスでの個体数は多い.

2021年6月22日 (火) 10:50時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > ヤマトシリアゲ

餌の近くでメスを待つヤマトシリアゲ(成虫オス).この後メスが飛来し,繁殖行動に移る様子が確認できた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun.13, 2018)
ヤマトシリアゲの交尾.オス(左)は,メス(右)が餌を食べているのを見計らって交尾行動に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
ヤマトシリアゲ(成虫メス).尾の先端はハサミ状ではない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May16, 2018)
ガの死骸を食べようとするヤマトシリアゲ秋型のオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)
ヤマトシリアゲ(ベッコウシリアゲ)の成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 10, 2020)

ヤマトシリアゲ(広島大学東広島キャンパス)

和名

学名

  • Panorpa japonica

分類

  • シリアゲムシ科 Panorpidae

分布

  • 本州,四国,九州.

解説

  • 成虫の口吻は細長く,突き出ている.
  • オスの腹部の先端はハサミがあるが,メスにはない.
  • オスは餌の近くでフェロモンを放ってメスを呼び寄せ,メスが餌を食べている間に交尾を狙う.
  • 晩夏に発生する本種は少し小柄で,また体が赤褐色をしておりベッコウシリアゲという異名をもつ.
  • 東広島キャンパスでの個体数は多い.

備考

参考文献


広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > ヤマトシリアゲ