「ヤマモガシ」の版間の差分
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動 (→解説) |
(→解説) |
||
16行目: | 16行目: | ||
島嶼部にきわめて稀に分布.広島県からの報告は[[乾・本田_1930|乾・本田(1930)]]の宮島が最初であるが,東京都立大(現,首都大学東京)には牧野富太郎が1928年に宮島で採集した標本がある(MAK-12766).宮島でも個体数は多くないが,10mくらいの大木に成長し,8月上旬に開花,よく結実する.発芽率はよいが,その後の発育が悪く,個体数が少ない. | 島嶼部にきわめて稀に分布.広島県からの報告は[[乾・本田_1930|乾・本田(1930)]]の宮島が最初であるが,東京都立大(現,首都大学東京)には牧野富太郎が1928年に宮島で採集した標本がある(MAK-12766).宮島でも個体数は多くないが,10mくらいの大木に成長し,8月上旬に開花,よく結実する.発芽率はよいが,その後の発育が悪く,個体数が少ない. | ||
− | + | また,種子(殻果)がマカダミアナッツ(クイーンズランドナッツ)として食用にされるマカダミア''Macadamia integrifolia''も別属ではあるがヤマモガシ科. | |
=== 花期 === | === 花期 === |
2013年12月13日 (金) 18:21時点における版
広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > ヤマモガシ | 広島県の植物図鑑 / 和名順
ヤマモガシ Helicia cochinchinensis Lour.
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ヤマモガシ科 Proteaceae > ヤマモガシ属 Helicia
解説
島嶼部にきわめて稀に分布.広島県からの報告は乾・本田(1930)の宮島が最初であるが,東京都立大(現,首都大学東京)には牧野富太郎が1928年に宮島で採集した標本がある(MAK-12766).宮島でも個体数は多くないが,10mくらいの大木に成長し,8月上旬に開花,よく結実する.発芽率はよいが,その後の発育が悪く,個体数が少ない.
また,種子(殻果)がマカダミアナッツ(クイーンズランドナッツ)として食用にされるマカダミアMacadamia integrifoliaも別属ではあるがヤマモガシ科.
花期
- 8月上旬
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 宮島(mt-14396),大黒神島(ts-801102)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
慣用名
備考
- 広島県RDBカテゴリ: 準絶滅危惧(NT)
- 環境庁コード: 13390
- 県RDB
文献(出典)
- 乾・本田(1930),加藤(1939),堀川(1942),関ほか(1975),井波(1985),広島県(1995),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる