東広島キャンパスの生き物
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キャンパスで現在見られる動物の情報です.名前をクリックすると解説ページに移動します(黄色く反転しているリンクは作成中のページです).写真はクリックすると拡大します.
2021
- 2021.02.01-12 上旬の湿地ではニホンアカガエルやアキサンショウウオの繫殖活動が見られました.また,早くもシュレーゲルアオガエルのオスが訪れている場所もありました.東広島市ではふつう3月以降繁殖のピークを迎えます.広島県のシュレーゲルアオガエルのページもご覧ください.
ががら山でサンショウクイの亜種であるリュウキュウサンショウクイを観察することができました.近年分布を北に拡大しており,東広島市では冬鳥のようです.時折「リーーー!!」という鳴き声を発しながら飛翔します.トビとノスリは生息環境が似ており見間違えやすい猛禽類ですが,前者は一回り大型で尾羽の先が直線的,かつ翼に一対の白斑があります.一方,後者は腹に茶色い帯があり,翼に一対の茶色い斑があります.
- 2021.01.05-24 東広島市はニホンアカガエルやアキサンショウウオが繁殖する時期になりました.ニホンアカガエルは鳴嚢をもたないため,「クククク…キョキョキョ…」と目立たない声で鳴きます.広島県のニホンアカガエルのページもご覧ください.
アキサンショウウオは広島県と愛媛県にのみ分布する止水性のサンショウウオです.従来カスミサンショウウオとされていた種ですが,近年9種に再分類された内の一種です.(Matsui et al. 2019)
東広島キャンパスでトラツグミを観察することができました.黒い鱗のような模様に覆われている大型のツグミですが,林床などではほとんど目立ちません.頭を動かさず体だけを揺する特徴的な動作を見せることもあります.シロハラが越冬中のシュレーゲルアオガエルを捕らえる様子や,ハシブトガラスがネズにとまる様子を観察することができました.
越冬中のシュレーゲルアオガエルを捕らえたシロハラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 12, 2021)
ヤシャブシやハンノキの木が多く生えている場所ではマヒワの群れを観察することができました。オスは頭頂が黒く,体の黄色みが強いのが特徴です.「クチュクチュクチュ・チュイーン」と鳴きます.セイタカアワダチソウやヨモギの生える開けた草地ではベニマシコを観察することができました.オスの成鳥は薄紅色をしています.「ピポ・ピポ」と鳴きます.エナガはカラ類やメジロとしばしば混群を形成しており,学内でもよく見かけます.
セイタカアワダチソウの種子を食べるベニマシコ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 21, 2021)
キャンパスで1月に見られた主な猛禽類です.ミサゴは学内のため池の上空を飛んでいることが多いです.
- 2021.01.01 あけましておめでとうございます.
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