東広島キャンパスの遺跡/西ガガラ遺跡

提供: 広島大学デジタル博物館
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西ガガラ遺跡

西ガガラ遺跡はががら山の西南麓に広がる標高 220m前後の湖成段丘に立地しています。これまでに5回の予備調査と5回の発掘調査を行っており、第1地点~第4地点の4遺跡を確認しています。第1地点~第3地点は南にのびる丘陵状の地形で、各地点の間には埋没谷が存在しています。 第1地点はもっとも西に位置する遺跡で、道路などによって旧地形の約半分は削平されていました。調査区のほぼ全域で旧石器時代~縄文時代の遺構・遺物を多数検出しました。第2地点は第1地点の東に位置し、北側を道路に切られているものの、旧地形がよく残されています。旧石器時代~縄文時代・中世の遺構遺物を多数検出しました。第3地点はもっとも東側に位置し、予備調査で旧石器時代~縄文時代の遺物が出土しています。第4地点は第1地点の北側のががら山西側緩斜面で、予備調査で旧石器~縄文時代の遺物が出土しています。また、古墳時代後期の西ガガラ古墳が位置しています。

西ガガラ遺跡第1地点

西ガガラ遺跡第2地点