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= ヒコビアミニレター No. 375 (2010年10月9日) =
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= ヒコビアミニレター No. 305 (2005年5月6日) =
  
2010年9月19日の第499回植物観察会は庄原市口和町の釜峰山国有林で行われた.林道の終点にある釜峰山森林浴公園駐車場に10時集合.残暑厳しい折ながら,参加者は40名.道幅の狭い林道にバスの進入は困難と思われたが,マイクロバスが終点まで入ってくれた.駐車場付近の路傍には,[[ツリフネソウ]]の花が咲き乱れており,他には[[ハナタデ]],[[ミズヒキ]],[[メナモミ]],[[マツカゼソウ]],[[シュウブンソウ]]などの花も見られた.駐車場付近の国有林は[[アベマキ]]の巨木林として知られるところであり,直径60 cmを超える[[アベマキ]]に混じって[[コナラ]]の巨木も見られ見事なものである.最大木とされる[[アベマキ]]には看板に胸高直径88 cm,胸高周囲276 cm,樹高31 mとあり(測定年未記載),今回胸高周囲を測定すると,293 cmであった.海抜500 m付近の寺跡に[[ブナ]]が1本あり,近くに[[シラカシ]]の幼木が見られた.寺跡を過ぎると,山道となり,断崖の上部に釜峰神社がある.神社に[[タラヨウ]]と[[サカキ]]の植栽木ある.神社(550 m)から城跡(650 m)までは急傾斜地であるが,整備の行き届いた道であり,周囲の植生はアカマツが混生する[[ヒノキ]]の植林地となっている.城跡付近で[[ブナ]]が点在する.城跡から北方に向かう尾根道は急傾斜でかなりの難コースであり,[[ダイセンミツバツツジ]]と[[ミヤマママコナ]]の多いのが印象的である.山頂(788 m)には[[ブナ]]もなく特に目立つ植物はなかった.
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2005年4月17日の第430回植物観察会は山野峡で行われた.山野峡駐車場に10時集合.参加者67名.早春に開花する植物を観察するのが目的であったが,ユキワリイチゲの花はもう終わっていた.しかし,イチリンソウ,セントウソウ,タチツボスミレ,ツルカノコソウ,トリガタハンショウヅル,ナガバタチツボスミレ,ヒトリシズカ,フタバアオイ,フデリンドウ,マルバコンロンソウ,ヤマアイ,ヤマネコノメソウ,ヤマブキ,ヤマルリソウ,ユリワサビなどの花が豊富に見られた.また,キクガラクサ,レンプクソウ,シロバナネコノメ,ウスバヒョウタンボク,ナツアサドリなど希少種の花も見ることが出来た.竜頭滝に向かう川沿いの道筋はケヤキ林域であり特に春植物が豊富に見られる所である.また,川沿いにカヤの木に垂れ下がるキヨスミイトゴケが沢山見られたのが印象的であった.昼食後,竜頭滝より上流の集落を目指すと,植生は集落近くでケヤキ林やアラカシ林からコナラ二次林(里山)に変化する.道路の法面は外来種による緑化工事が全く為されていないのでヤマルリソウなどの野草が豊富にみられて感激する.
  
 
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*ヒコビアミニレタ- No. 305 (2005年5月6日) [#se387db2]
 
 
2005年4月17日の第430回植物観察会は山野峡で行われた.山野峡駐車場に10時集合.参加者67名.早春に開花する植物を観察するのが目的であったが,ユキワリイチゲの花はもう終わっていた.しかし,イチリンソウ,セントウソウ,タチツボスミレ,ツルカノコソウ,トリガタハンショウヅル,ナガバタチツボスミレ,ヒトリシズカ,フタバアオイ,フデリンドウ,マルバコンロンソウ,ヤマアイ,ヤマネコノメソウ,ヤマブキ,ヤマルリソウ,ユリワサビなどの花が豊富に見られた.また,キクガラクサ,レンプクソウ,シロバナネコノメ,ウスバヒョウタンボク,ナツアサドリなど希少種の花も見ることが出来た.竜頭滝に向かう川沿いの道筋はケヤキ林域であり特に春植物が豊富に見られる所である.また,川沿いにカヤの木に垂れ下がるキヨスミイトゴケが沢山見られたのが印象的であった.昼食後,竜頭滝より上流の集落を目指すと,植生は集落近くでケヤキ林やアラカシ林からコナラ二次林(里山)に変化する.道路の法面は外来種による緑化工事が全く為されていないのでヤマルリソウなどの野草が豊富にみられて感激する.
 
RIGHT:(G. Toyohara記)
 
 
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2011年1月2日 (日) 09:47時点における版

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ヒコビアミニレター No. 305 (2005年5月6日)

2005年4月17日の第430回植物観察会は山野峡で行われた.山野峡駐車場に10時集合.参加者67名.早春に開花する植物を観察するのが目的であったが,ユキワリイチゲの花はもう終わっていた.しかし,イチリンソウ,セントウソウ,タチツボスミレ,ツルカノコソウ,トリガタハンショウヅル,ナガバタチツボスミレ,ヒトリシズカ,フタバアオイ,フデリンドウ,マルバコンロンソウ,ヤマアイ,ヤマネコノメソウ,ヤマブキ,ヤマルリソウ,ユリワサビなどの花が豊富に見られた.また,キクガラクサ,レンプクソウ,シロバナネコノメ,ウスバヒョウタンボク,ナツアサドリなど希少種の花も見ることが出来た.竜頭滝に向かう川沿いの道筋はケヤキ林域であり特に春植物が豊富に見られる所である.また,川沿いにカヤの木に垂れ下がるキヨスミイトゴケが沢山見られたのが印象的であった.昼食後,竜頭滝より上流の集落を目指すと,植生は集落近くでケヤキ林やアラカシ林からコナラ二次林(里山)に変化する.道路の法面は外来種による緑化工事が全く為されていないのでヤマルリソウなどの野草が豊富にみられて感激する.

(G. Toyohara記)

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