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(ページの作成: = ヒコビアミニレター No. 378 (2010年12月12日) = 2010年12月12日の第504回植物観察会は広島県廿日市市宮島町の大元公園-多々良-奥の院-…)
 
 
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= ヒコビアミニレター No. 378 (2010年12月12日) =
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= ヒコビアミニレター No. 381 (2010年12月14日,2010年12月26日一部改訂) =
  
2010年12月12日の第504回植物観察会は広島県廿日市市宮島町の大元公園-多々良-奥の院-仁王門-白糸川-大聖院ルートで行われた.天気は晴れ.参加者60名.9:30に大元公園休憩所に集合.2009年2月に大元公園-多々良間は観察したので,多々良まではあまり時間をかけない旨説明した後,多々良に向かう.
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2010年12月12日の第504回植物観察会は広島県廿日市市宮島町の大元公園-多々良-奥の院-仁王門-白糸川-大聖院ルートで行われた.天気は晴れ.参加者62名.9:30に大元公園休憩所に集合.2009年2月に大元公園-多々良間は観察したので,多々良まではあまり時間をかけない旨説明した後,多々良に向かう.多々良に近づくと[[シリブカガシ]]が増えてくる.多々良の丁字路を曲がって奥の院に向かう.多々良から奥の院まで高低差が300 mと少し.道中では,[[ヤブツバキ]]や[[シキミ]](花芽あり),[[ミミズバイ]],[[ハスノハカズラ]],[[ネズミモチ]],[[アカメガシワ]],[[サカキカズラ]],[[ヤマモモ]],[[トサムラサキ]],[[カギカズラ]],[[カンザブロウノキ]],[[ハイゴケ]],[[ヒサカキ]]の上の[[ヒノキバヤドリギ]],[[カナメモチ]],[[サカキ]],[[ホウロクイチゴ]],[[ヤブムラサキ]],[[カンコノキ]],[[シャシャンボ]],[[アセビ]],[[カガミゴケ]],[[ホソバオキナゴケ]],[[カゴノキ]],[[ソヨゴ]],[[ミヤマガマズミ]],[[コジイ]]([[ツブラジイ]]),[[リョウブ]],[[ウリハダカエデ]],[[ネジキ]](冬でも幹が温かい),[[クスノキ]],[[ツクバネガシ]],[[コバノミツバツツジ]],[[タイミンタチバナ]],[[クロバイ]],[[ヤブニッケイ]],[[ガンピ]],[[ヒメハイゴケ]],[[ハイノキ]],[[ウラジロガシ]],[[キブシ]],[[ニガイチゴ]],[[タブノキ]],[[キリ]],[[ウラジロ]],[[タマミズキ]],[[コシダ]],[[アカマツ]],[[ナガバモミジイチゴ]],[[スギ]],[[ミズメ]],[[イスノキ]],[[トキワガキ]],[[ヒノキ]],[[サルトリイバラ]],[[ヤマツツジ]],[[スミレモ]],[[テイカカズラ]],[[シロダモ]],[[イヌガシ]],[[アカガシ]],[[リンボク]]などが見られた.垰田さんと吉野さんによると宮島ではあまり見られない[[ミズメ]]([[ヨグソミネバリ]])が約200 m程度の場所にあり,胸高直径が27 cmとのこと.実験所にある資料によれば,2005年3月に六重部さん(環境省瀬戸内海国立公園宮島地区パークボランティアの会)が今回歩いたコースで過去に見つけたとの記録があり,同じ樹の可能性がある.12:00前に奥の院に到着し,昼食をとる.集合写真撮影後,奥の院から仁王門まで登る.高低差約 100 m.道中では,[[ツクバネガシ]],[[アカガシ]],[[オオシラガゴケ]],[[ハイノキ]],[[カゴノキ]],[[クロキ]],[[ヤブツバキ]],[[ヤブニッケイ]],[[サカキ]],[[コジイ]],[[ソヨゴ]](果実あり),[[アセビ]],[[ヒサカキ]],[[シロダモ]],[[イヌガヤ]],[[クロバイ]],[[モッコク]],[[アラカシ]],[[ツガ]]などが見られた.仁王門から大聖院に下る.階段が非常に多く,下りにくい.道中で[[ハイノキ]]が非常に多く,[[ツガ]]や[[ウラジロガシ]],[[ヤマグルマ]],[[イズセンリョウ]]も見られた.大聖院で14:20頃解散した.
  
12:00頃奥の院に至る.
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<div style="text-align:right">(H. Tsubota, H. Kubo & T. Hirahara記)</div>
  
道中,[[ヒジキゴケ]],[[ミヤマハイゴケ]],[[クズ]],[[ススキ]],[[ハスノハカズラ]],[[イヌビワ]],[[ナワシロイチゴ]],[[アカメガシワ]],[[ヨモギ]],[[ナギナタガヤ]],[[メリケンカルカヤ]],[[トラノオジソ]],[[ヌルデ]],[[ヒロハツヤゴケ]],[[ヒメタチクラマゴケ]],[[トキワトラノオ]],[[ムクノキ]],[[イヌガシ]],[[シロダモ]],[[アセビ]],[[ウリハダカエデ]],[[コバノチョウチンゴケ]],[[ジンガサゴケ]],[[ホソバオキナゴケ]],[[シキミ]],[[ヒメヤマツツジ]],[[テイカカズラ]],[[エノキ]],[[アカメガシワ]],[[ヨウシュヤマゴボウ]],[[シンテッポウユリ]]([[タカサゴユリ]]と[[テッポウユリ]]の雑種,移出),[[メドハギ]],[[シナダレスズメガヤ]],[[クロマツ]],[[イヌビワ]],[[イワヨモギ]](帰化),[[ノブドウ]],[[クスノキ]],[[カナメモチ]]などが見られた.樅谷川にさしかかり,淡水性の紅藻[[タンスイベニマダラ]]について説明があった.さらに道を進み,[[タチハコベ]],[[イワヒメワラビ]],[[ハマキゴケ]],[[ビゼンナリヒラ]](植栽),[[ヒガンバナ]](植栽),[[イラクサ]],[[ツルニガクサ]],[[ミズヒキ]],[[オオイタチシダ]],[[ウツギ]],[[タチシノブ]],[[コチヂミザサ]],[[イノモトソウ]],[[ナツヅタ]],[[ヒメアオスゲ]],[[ノガリヤス]],[[コバノタツナミ]],[[ツユクサ]],[[ナワシログミ]],[[ヌルデ]],[[ヒメイタビ]],[[ビロードシダ]],[[ヤブマオ]],[[メキシコマンネングサ]](帰化),[[マルバウツギ]],[[ハマエノコロ]],[[ハゼラン]],[[クスノキ]],[[スギ]],[[ヌルデ]](ヌルデノミミフシの虫えいあり),[[ミツデウラボシ]],[[コシダ]],[[ベニシダ]],[[クモラン]],[[カヤラン]],[[ハンゲショウ]],[[ヒナノシャクジョウ]],[[ホンゴウソウ]],[[フタバネゼニゴケ]],[[エダツヤゴケ]],[[コツボゴケ]],[[ミミズバイ]](果実を観察),[[ヒサカキ]],[[ヤブムラサキ]],[[ヒメイタチシダ]],[[オオベニシダ]],[[ベニシダ]],[[ハイゴケ]],[[オオスギゴケ]],[[アラカシ]],[[モミ]],[[ツルウメモドキ]],[[タマミズキ]],[[クスドイゲ]],[[ツガ]],[[ハマクサギ]],[[トゲシバリ]],[[カンコノキ]],[[ハゼノキ]],[[アカマツ]],[[アイグロマツ]],[[レモンエゴマ]],[[カゴノキ]],[[サカキカズラ]],[[ヒメハシゴシダ]],[[アリドオシ]],[[アラハシラガゴケ]],[[オオシラガゴケ]]などが見られた.
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;訂正:封書およびメーリングリストで配信したミニレターの番号が間違っていました.「No. 378」となっていましたが,正しくは「No. 381」です.また,参加者の人数が「60名」となっていましたが,正しくは「62名」です.
 
 
吉野さんによると宮島ではあまり見られないミズメ(ヨグソミネバリ)が約200 m程度の場所にあり,垰田さんによる測定値は27 cmとのこと.実験所にある資料では,過去に
 
 
 
大聖院で14:20頃解散した.
 
 
 
<div style="text-align:right">(H. Tsubota, H. Kubo, T. Hirahara & S. Mukai記)</div>
 
  
 
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2011年2月7日 (月) 14:31時点における最新版

ヒコビアミニレター No. 381 (2010年12月14日,2010年12月26日一部改訂)

2010年12月12日の第504回植物観察会は広島県廿日市市宮島町の大元公園-多々良-奥の院-仁王門-白糸川-大聖院ルートで行われた.天気は晴れ.参加者62名.9:30に大元公園休憩所に集合.2009年2月に大元公園-多々良間は観察したので,多々良まではあまり時間をかけない旨説明した後,多々良に向かう.多々良に近づくとシリブカガシが増えてくる.多々良の丁字路を曲がって奥の院に向かう.多々良から奥の院まで高低差が300 mと少し.道中では,ヤブツバキシキミ(花芽あり),ミミズバイハスノハカズラネズミモチアカメガシワサカキカズラヤマモモトサムラサキカギカズラカンザブロウノキハイゴケヒサカキの上のヒノキバヤドリギカナメモチサカキホウロクイチゴヤブムラサキカンコノキシャシャンボアセビカガミゴケホソバオキナゴケカゴノキソヨゴミヤマガマズミコジイツブラジイ),リョウブウリハダカエデネジキ(冬でも幹が温かい),クスノキツクバネガシコバノミツバツツジタイミンタチバナクロバイヤブニッケイガンピヒメハイゴケハイノキウラジロガシキブシニガイチゴタブノキキリウラジロタマミズキコシダアカマツナガバモミジイチゴスギミズメイスノキトキワガキヒノキサルトリイバラヤマツツジスミレモテイカカズラシロダモイヌガシアカガシリンボクなどが見られた.垰田さんと吉野さんによると宮島ではあまり見られないミズメヨグソミネバリ)が約200 m程度の場所にあり,胸高直径が27 cmとのこと.実験所にある資料によれば,2005年3月に六重部さん(環境省瀬戸内海国立公園宮島地区パークボランティアの会)が今回歩いたコースで過去に見つけたとの記録があり,同じ樹の可能性がある.12:00前に奥の院に到着し,昼食をとる.集合写真撮影後,奥の院から仁王門まで登る.高低差約 100 m.道中では,ツクバネガシアカガシオオシラガゴケハイノキカゴノキクロキヤブツバキヤブニッケイサカキコジイソヨゴ(果実あり),アセビヒサカキシロダモイヌガヤクロバイモッコクアラカシツガなどが見られた.仁王門から大聖院に下る.階段が非常に多く,下りにくい.道中でハイノキが非常に多く,ツガウラジロガシヤマグルマイズセンリョウも見られた.大聖院で14:20頃解散した.

(H. Tsubota, H. Kubo & T. Hirahara記)
訂正
封書およびメーリングリストで配信したミニレターの番号が間違っていました.「No. 378」となっていましたが,正しくは「No. 381」です.また,参加者の人数が「60名」となっていましたが,正しくは「62名」です.

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