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2014年7月23日 (水) 16:58時点における版
ヒコビアミニレター No. 407 (2012年11月8日)
2012年10月7日の観察会は広島県豊田郡大崎上島町神峰山で行われ,好天にも恵まれて,54名の参加者があった.頂上駐車場(海抜400 m)まで車で行き,そこから徒歩で頂上(452 m)へ,昼食後,徒歩で中間の駐車場(280 m)まで下った.大崎上島には石灰岩地帯もあるが,神峰山は花崗岩である.ソヨゴやヒサカキ,ネジキ,コバノミツバツツジ,ヤマツツジ(花がなくヒメヤマツツジがどうか不明),ネズミモチ,ミヤマガマズミ,ガンピ,クロキ(少ない),イヌツゲ(少ない),コウヤボウキ,シシガシラ,ママコナ(花),ミヤマナルコユリ,カリマタガヤ(少ない)などで,アラカシやウバメガシは少なく,アカガシやウラジロガシはない.ナンキンナナカマドらしいものが2か所あり,個体数も多いが,花の跡や果実がなく,特徴的な托葉がないので,ナナカマドの幼生ではないかとの疑問も残る.頂上にササの群生があり,久藤先生と電話で相談した結果,スズササ属の[[ケナシカシダザサであろうとのことになった.下山路では,カンアオイ属の1種やバイカイカリソウ,キハギ,コジイ,ナナメノキ,コウキクサなど注目すべき種を確認した.
(T. Seki 記)
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