隠岐産黒曜石

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隠岐産黒曜石(おきさんこくようせき)

  • 島根県隠岐島では、加茂、津井、久見の大きく3ヶ所の黒曜石原産地が知られている。
  • 旧石器・縄文時代を中心に利用されており、広範な地域へ搬出されている。
  • 旧石器時代では山陰地方を中心に中国山地東部で主要な石材として利用されており、瀬戸内地方東部や遠くは山口県宇部台地まで運ばれている。
  • 縄文時代においても山陰地方では主要な石材として利用されている。
  • 西条盆地では後期旧石器時代後半~縄文時代前期の出土例が確認されるが、きわめてわずかであり、いずれも製品である。
  • 贈与や交換によって遠隔地を運ばれたものと思われる。ちなみに隠岐島から西条盆地までは直線距離で200km以上ある。