「RbcL」の版間の差分

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* 植物の系統関係を調べる([[系統解析]])際によく利用されている.
 
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* 全長は1428bp程度のものが多いが,一部の[[コケ植物]]では長いものも存在する.
 
* 全長は1428bp程度のものが多いが,一部の[[コケ植物]]では長いものも存在する.
* 正の淘汰圧がかかっている系統群が多いことが知られている(Kapralov & Filatov 2007).
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* 正の淘汰圧がかかっている系統群が多いことが知られている([[Kapralov_Filatov_2007|Kapralov & Filatov 2007]]).
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== 引用文献 ==
 
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2018年12月24日 (月) 07:28時点における版

rbcL(リブロース-1, 5-二リン酸カルボキシラーゼ・オキシゲナーゼ大サブユニット; ribulose-1,5-bisphosphate carboxylase/oxgenase large subunit)

  • 葉緑体ゲノム上に存在する遺伝子タンパク質をコードする.光合成の際に重要な働きを行っている.
  • リブロース-1, 5-二リン酸カルボキシラーゼ・オキシゲナーゼ(EC 4.1.1.39)はRubiscoとも呼ばれる.
  • 陸上にもっとも大量に存在するタンパク質.
  • 植物の系統関係を調べる(系統解析)際によく利用されている.
  • 全長は1428bp程度のものが多いが,一部のコケ植物では長いものも存在する.
  • 正の淘汰圧がかかっている系統群が多いことが知られている(Kapralov & Filatov 2007).

具体例

陸上植物の葉緑体とシアノバクテリアのrbcLの塩基配列の違いの例

引用文献

  1. Kapralov, M. V. & Filatov, D. A. 2007. Widespread positive selection in the photosynthetic Rubisco enzyme. BMC Evolutionary Biology 7: 73. doi:10.1186/1471-2148-7-73. http://www.biomedcentral.com/1471-2148/7/73

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